友だちの名前、芸能人の名前、言おうと思っていた言葉…
「ここまで出てるのに、思い出せない!!」
そんな経験、誰にでもありますよね。
実はこの “思い出せそうで出てこない現象” は、
脳の記憶システムが正常に働いているからこそ起きる自然な現象なんです。
この記事では、むずかしい専門語を使わずに、
なぜ思い出せない瞬間が起きるのか、脳のしくみを一緒にやさしく解説します。

「“ど忘れ”って、脳がダメなんじゃなくて“検索中”ってことなんだよ〜!」
■ 結論:“思い出せない”のは記憶の検索エラーで、脳が頑張ってる証拠
記憶には大きく分けて
✔ 覚えておく「保存」
✔ 必要なときに取り出す「検索」
という2つの作業が必要です。
ど忘れが起きるのは、
記憶そのものがなくなっているのではなく、検索がうまくいっていないだけ。
つまり、脳はちゃんと情報を持っているけれど、
“その引き出しを探す時間がかかっている” 状態です。

「引き出しはあるのに“鍵が見つからない”って感じだね〜!」
■ ① 記憶には種類がある!
思い出せない原因を理解するには、まず記憶の種類から。
記憶は大きく、
● 意味記憶
知識や情報(首都、単語、概念など)
● エピソード記憶
自分の体験や出来事(旅行、会話など)
この2つに分かれます。
例えば「名前だけ出てこない…!」は、
名前という“意味記憶”の検索が止まっている状態。

「知らない情報じゃないのに出てこない…これが“ど忘れ”あるあるだよ〜。」
■ ② なぜ検索エラーが起きるの?
脳の記憶は“ネット検索”と少し似ています。
検索ワード(ヒント)が弱いと、結果が出てこないことがあります。
ど忘れしやすい理由は…
● 情報を思い出す“手がかり”が弱い
・久しぶりに会った人
・急に話題を変えられたとき
など。
● 脳が別の作業に気を取られている
考え事をしていると検索能力が下がる。
● 疲れている・寝不足
脳の処理スピードが落ちる。
● 似た情報が多い
名字やカタカナ名などは特に混同しやすい。

「“あー、ここまで出てるのにー!”は、脳が全力で検索してる証拠なんだよ!」
■ ③「あとで急に思い出す」のはなぜ?
さっきまで思い出せなかった名前が、
数分後…いや数時間後に「急に思い出した!」
そんなことありますよね。
これは、
脳の検索作業がバックグラウンドで続いていたから。
脳は別の作業をしながらも、
裏側でずっと“答え”を探し続けています。
そして条件がそろった瞬間
→ パッ!と答えが浮かぶ。

「脳はあきらめずに検索してくれてるんだね〜!」
■ ④ どんなときに“思い出しづらく”なる?
● 寝不足の日
脳の回転が遅くなる。
● 緊張しているとき
記憶より“状況把握”を優先するため。
● 情報量が多いとき
脳内の検索が混み合う。
● 似た名前・似た場所を覚えているとき
候補が多すぎて検索が難しい。

「脳には“その日の体調”も影響するんだよ〜!」
■ ⑤ 思い出しやすくするための“やさしい工夫”
● 関連する情報を声に出す
「ほら、あの映画の主演の…あの人!」など
手がかりが増えて検索がスムーズに。
● 一度あきらめて別の作業をする
脳のバックグラウンド検索を発動する方法。
● よく寝る
記憶整理が進むため翌日の検索性能が上がる。
● 似た情報をまとめて覚えすぎない
混同を防ぎやすくなる。

「脳はがんばり屋さん!ときどき休ませてあげるのも大事だよ〜!」
■ まとめ
・「思い出せない!」は脳の検索エラーで、記憶そのものは残っている
・疲れ・集中力・情報量に左右されやすい
・あとで急に思い出すのは、脳が裏側で検索してくれていた証拠
・関連情報を思い出す・一度休むなどで検索がスムーズに
脳は毎日フル回転で働いています。
ゆっくり向き合いながら、うまく付き合っていきましょう🐢✨
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました♪
それでは、お大事にしてくださいね!



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