いつもお世話になっております
かめどらっぐです。
「急に立ったとき、ふわっと視界が白くなる」
「立ち上がった瞬間、クラッとして思わずしゃがんでしまう」
そんな経験は、誰にでも一度はありますよね。
意外に知られていませんが、立ちくらみは**体がサボっているわけでも、急に不調になったわけでもなく、身体の仕組みの中で起こる“自然な反応”です。

「立ちくらみって“体の調整がちょっと遅れちゃっただけ”のことが多いんだよ〜。」
この記事では、難しい医学用語を使わずに、
立ちくらみが起きる仕組みと、日常でできるやさしい対策を紹介します。
■ 結論:立ちくらみは“急に立った時に、血が上まで戻りきらない”ことで起きる
人が立つと、血液は重力に引っ張られて足の方へドッと落ちていきます。
すると上半身、とくに脳へ流れる血が一瞬だけ減ります。
通常なら、体がすぐに反応して
・心臓が「よし戻すぞ!」と血を押し上げる
・血管がギュッとしまり、血液が上へ戻りやすくなる
という調整が入ります。
でも、この調整が 一瞬だけ遅れる と…
・視界が白っぽくなる
・フラっとする
・周りの音が遠く感じる
これが“立ちくらみ”の正体です。

「脳に届く血がちょっと減ると、体が『危ないよ〜』って合図を出すんだね。」
■ ① なぜ血が下に落ちるの?
立ちくらみを理解するには、まず“重力”がポイント。
座っている・寝ている状態から立ち上がると、血液は一気に下半身へ移動します。
これは自然な現象で、どんな健康な人の体でも同じです。
このとき体は
・血管をキュッとしめて血を上へ戻す
・心臓が強めに拍動して血を押し上げる
など“瞬間的な工事”をしてくれています。
ただし…

「急いで立ったり、疲れてたりすると、この“工事”がちょっと遅れちゃうんだよ〜。」
その遅れが、あの「ふわぁ…」につながります。
■ ② 調整が遅れやすいシチュエーションとは?
ここでは“誰にでも起こり得る一般的な状況”だけを紹介
● 長時間同じ姿勢のあと
椅子に座りっぱなし → 急に立つ
布団でゴロゴロ → いきなり起き上がる
などは典型的。
● のぼせている・暑い場所にいる
体がだるく、血管が拡張しやすい環境だと調整が遅れることがあります。
● 少し水分不足ぎみ
水分が足りないと血の“めぐり”が普段より弱くなりがち。
● 疲れが溜まっているとき
寝不足やストレスがあると、自律神経の調整が鈍りやすい。

「体のスイッチが素早く切り替わらない時に“ふらっ”ってしやすいんだよ〜。」
■ ③ 体は立ちくらみをどう防ごうとしているの?
私たちの体には、血流を保つための自動調整機能があります。
・心臓 → 強く拍動して血を押し上げる
・血管 → ギュッと締まって血を上に戻す
・自律神経 → 血圧を素早く調整する
これらが機能しているから、普段は立ってもクラっとしません。
しかし、
✔ 急な動作
✔ 体調の低下
✔ 暑さ
✔ 脱水
などがあると、この調整が一瞬だけ遅れることがあります。

「体はしっかり働いてるんだけど、タイミングのズレが起きちゃうだけなんだよ。」
■ ④ 日常でできる工夫
● 立ち上がる前に一呼吸
いきなり立たず、1〜2秒だけ間をおく。
● 足を軽く動かしてから立つ
ふくらはぎをちょっと動かすだけで血が戻りやすくなる。
● こまめに水分補給
特に汗をかきやすい季節は意識して。
● 寝起きはゆっくり起きる
頭 → 上半身 → 立つ の順で。

「僕みたいにゆっくり動くだけでも、体はずいぶんラクになるよ〜。」
■ まとめ
・立ちくらみは“血が下に落ちて、脳への血が一瞬減る”ことで起きる
・誰にでも起こりやすい自然な反応
・急な動作・水分不足・疲れ・暑さなどで出やすくなる
・日常の“ちょっとした工夫”がやさしい予防になる
立ちくらみは、体があなたに送っている「ちょっと休もう」のサイン。
今日から少しだけ動作をゆっくりにして、体をいたわってあげましょう🐢✨
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました♪
それでは、お大事にしてください!



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